vol.2




もくせいの花/デューク・エイセス   




1970年頃〜

1968年から実に20年近くに渡って日本生命のCMとして夕方のお茶の間に流れ続けた。
タイトルでピンと来なくとも「日生のおばちゃん自転車で、笑顔を運ぶふるさとよ…」と
いうフレーズを憶えている方は多いと思う。
今では「小林亜星CMソングアンソロジー」というCDに収録されている。
これもすばらしい内容なのだが、富士ゼロックスの歴史的CM「モーレツからビューティフルへ」が
収録されていないのが残念だ。

あくまで都市ではなくて地方。
うがった見方をすれば辺境ともとれる町や村…といってもこれは21世紀の見方だ。
当時の日本にはこういう地域がごく普通にあったのだから…に溶け込む日生のおばちゃん。
実際の保険勧誘員とのイメージの乖離はともかく、
その折りなす世界は地方に住む人には共感を、
そして都市に住む人にとっては郷愁をもって迎えられたはずだ。
1968年という年からいって、このCMはこのような世界が滅びようとしていることを
見越した人によって作られたのではないか。
見た目とは裏腹にこれは100%都市からの発想に基づいた都会的なCMだった。
最初からファンタジーだったのである。

しかしその通り、夕方の日本生命のCMが有名俳優を起用した豪華なものに取って代わり、
「もくせいの花」がテレビから聞こえなくなった時、
僕のまわりの風景もアスファルトの道路とコンビニに囲まれていた。
明らかに世界は、建築パースのイラストのようになり始めていた。
疑いなくあれは時代の転換点だった。
そして21世紀の今、「日生のおばちゃん」的世界は滅び去った
「かつて私たちが生きていたあの世界」を飲み込み、
タワーレコードの袋のような単なる包装紙のの模様にしてしまった。
映画「三丁目の夕日」がそれを証明している…。

 もはや、思い出まで金の臭いでいっぱいだ。

                                       (2007/12/2) fxhud402
                                    




私だけの十字架/チリアーノ   


(1977)

 日本の刑事ドラマ史に残る金字塔的哀メロ。
 恐らくこの曲なくして、ジプシー・キ ングス「インスピレイション」の
 時代劇エンディングテーマへの登用はなかったで あろう。
 加えてこの番組は地方テレビ局の再放送枠の常連であった。
 だからこの曲を聞くたびに、子供の頃の夕方の風景、
 匂いを思い出す向きも多いのではないか。
 俳優 大滝秀治氏の光頭とともに…。

                                       (2009/11/1) fxhud402
                                    




あなたがわかってくれなかったからぼくはとってもさびしかった
松村雄策
    


夢のひと (1978)

 まあ、よくもこんなに売れなかった人のアルバムを再発させようと思ったものだ(苦笑)。
 しかも紙ジャケだし。
 まさにマッキーショックだな(爆)
 40代前後以上の洋楽ロックファンでこの人を知らない人はいないだろう。
 まあ音楽を聴いたことのある人は少数でしょうが(苦笑)
 で、ラスト&ベストのライブを購入。
 LPは持ってたけど
 CDで聞きたかったので。この曲、なかなかに哀愁である。
 やたらにタイトルが長いのは、B’zやZARDが継承してる(嘘つけ)。
 再発してもやっぱ売れないのだろうなあ。
 しかしやたらと褒めちぎっているライナーはなんなんだろう。

                                       (2007/9/14) いまち
                                    




修豚哀歌/ニューロティカ   


がむしゃら (1992)

 これぞ、哀メロですぜ。
 いつものオープニングの小ネタ(爆)から、修豚の哀愁帯びた
 適当なボーカル(おい)、泣ける歌詞、エンドレスで歌われる
 サビのコーラスの裏で流れる泣けるシンセのアレンジ。たまらん。
 (あ、ちなみに修豚・しゅうとん・ってこのバンドのギタリストの
  名前なのであります、もう脱退したけど)
 インディーズの頃に録音されただけあって、アレンジとかバランスも
 あまり良くないけど、愛すべき哀なのである。
 もてないおとこ達、振られたおとこ達の悲しい叫びを心して聞いて頂きたい。

                                       (2007/2/6) いまち
                                    




哀しみのボート/松田聖子   


(1999)

 「オリジナル」と言えるものを持っている人は強い。
 その長い活動の間に多くのスキャンダルや賦与褒貶を受けながらも、
 マツダセイコが松田聖子でいられるのは、その中に確たるものを持っているからだ。
 そしてそれは、やはりひところの和製マドンナ的なものではないと思う。

 この曲が発表された当時、僕は地元のラジオ局でやっていたおニャン子クラブの
 五番煎じぐらいのアイドル・グループにいたタレントの出演する番組をよく聴いていた。
 その中で彼女は、「久しぶりに昔ながらの聖子さんのスタイルの曲が聴けて、
 本当にうれしい」とこの曲を紹介していた。
 自ら望んでアイドルになった人だけに、松田聖子にかけては一家言あるんだなぁ、と思ったものだ。
 以来この曲を聴くたびに、その後番組内で水商売の仕事を始めたことをカムアウトし、
 程なく消息を絶った彼女のことを思い出すのである。

                                       (2008/6/3) fxhud402                         




奇蹟-heart- / 米倉利紀   


(2000)

 Lovesongである。超Lovesongである。(笑)
 基本ラブソング、ラブバラードの類はまず聴かないのだが
 この曲を初めて耳にしたとき、ピタリと立ち止まって聴き入ってしまった。

 純粋に人を想う気持ちって、こういうことなんかな?って。

 ま、現実にはこんな風に想うことも想われることもないわけで。(苦笑)
 しかも歌っているのが米倉利紀ってことで、いかにも嘘くさい。(爆)

 虚飾の夢物語・・・。同じ虚飾ならゴージャスがいい。

                                       (2010/5/10) ジャスミン
                                    




友達の詩 / 中村中   


天までとどけ (2007)

 最初は曲だけを何度か耳にして、心に響いてくる
 しんみりとしたいい曲だなぁ〜 と思っていました。
 そして、歌詞の内容から、片思いの男性に叶わない恋をしている歌で、
 歌っているのは女性だと思っていました。

 でも、あとからこの曲は中村中さんが、15歳の頃に書いたもので、
 片思いにもかかわらず、性同一性障害だったこともあり
 友情すら育めなかったという悲しい経験を語った歌だとわかりました。
 そのことを知った時、とても切ない気持ちになって泣けてきた曲です。

                                       (2009/6/20) nagarebosi★
                                    




会いたい / DEEN   


DEEN The Best キセキ (2007)

 韓流ドラマのテーマに成り、TVCMでカバーが出ていた曲。
 前向 きな 曲が中心なDEENにはなかなか無いテーマかも。
 ピアノの導入部から全体にスローな展開。
 ギターのメロディは控えめで田川氏のファンには物足りないが仕方なし。
 寂しい哀しい歌詞と曲調です。
 Vo.池森氏の声も良く出ていて安心して聴けます 。 (苦笑)

                                       (2009/9/30) Eddy.T
                                    




次回 更新は2013年! お楽しみに〜〜〜〜!!( ̄▽ ̄)



vol.1
                     

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送