YES (partII)





Machine Messiah

実際に聴いたのは90年。
秋葉原の電気街でみつけたときは驚き、そして喜びましたね。
で、トレバーのVo は頑張っているなぁ、てのが初期の印象で、
後に無理してんなぁ、に変化。(爆笑)  <筑波のカエル>


Into the Lens




イエスの異色作「ドラマ」は大好きなアルバムだ。..
.しかし、僕の聴き方は、他のイエスファンの人から見たら邪道なのかもしれない。
僕にとって「ドラマ」はイエスのアルバムではなく、バグルスの1.5枚目のアルバムなのだ。
イエスがバグルスを組み入れたのではなく、バグルスのバックを
元イエスの三人がやっている..ように僕には映るのである。
バグルスのバンド・バージョンという感じなのだ。

そんなわけで、「ドラマ」と聞いてまず思い出すのは
後に本家でもリメイクされた"Into the lens(レンズの中へ)"だ。
バグルスが歴史に残るグループになりえたのは、
テクノポップの元祖とかMTVで最初にクリップが流れたバンドとかいう仕掛けではなく、
ただただ心の琴線に触れる曲そのものの繊細さ、リリシズムだと思う。
かねがねキダ・タローが自らの理想として言っている、
「切ったら血の出るような曲」だ。
無機質なボコーダーやフェアライトは、
このはかなさ、もろさ、あやうさの引き立て役として格好だったのだ。
このイエス版でも、器械体操のようなバンド・サウンドが同じ役割を果たしている。
個人的には、まずはバグルス版で始まって、劇的にスティーヴ・ハウのギターが
斬り込んで来る(正直好きな人ではないのだが、この曲だけは別だ)
あたりからバンド・アレンジに。
そしてエンディングで"I am,I am..."とボコーダーが被るのが理想。 <fxhud402>

元々バグルス向けの"I Am A Camera"(ダウンズ/ホーン作)
という曲であったこともあり、
イエスっぽさは派手な演奏だけでメロディはバグルスそのもの。
その点も従来のファンには非難された訳ですが、
かといってスティーヴ・ハウとクリス・スクワイアだけで
バグルスを超える曲が作れたのか、
やっぱり疑問ですよねぇ。

                                (2010/4/14)  <ところ>


White Car

そんな「ドラマ」の中で、バンド内バグルスと言えるのがこの曲。
イエスのメンバーは参加しておらず、トレバー・ホーンのヴォーカル以外は
すべてジェフ・ダウンズがフェアライトで演奏している。
終わりの裁定を下すような悲しいメロディは、イエス史上きっての哀メロであり、
二分に満たない短さゆえに鮮烈だ。
歌詞もいい。
"彼は白い車に乗った男/我々の夢を奪い/紙くずのように捨て去る/白い車に乗った男"...
.現行エイジアの青写真的なジェフのソロ・アルバム「ヴォックス・ヒュマーナ」に
収録されたリメイク版も聴き物である。 <fxhud402>


Tempus Fugit

才能が集まっても必ずしも良い作品が作れるわけではなく、
却って衝突して空中分解してしまうことの多い業界。
で、アンダーソン、ウェィクマン抜きメンバーでやりたかったのが
こういう曲だったのではないでしょうか? <筑波のカエル>


Drama (1980)


Owner of A lonely Heart

なんて言うか目隠しされて連れ込まれた温室の中で聴いている様な印象の曲です。
装飾的なギターが心地いいです。
何もかもが剥がれ落ちて行く様な虚脱感がいいですね。
仏教的哀メロかな? 意味不明のコメントでした。 <weo>

孤独な心の持ち主。
かなり鋭角に尖ったギター導入部と、一世風靡したオーケストラヒットなる
サンプリング・キーボードが彩る80年代のプログレスロック。
全米ナンバーワンシングル。   <筑波のカエル>


Hold On

アランの豪快なドラムが奏でるパワーロック。
プロデューサーであり前メンバーでもあるトレバー・ホーンが
知れ渡っていますが、このアルバムはアシスタントを含め
都合四人のエンジニアがクレジットされています。
それだけでもこのアルバムの「音」の細かさが解ると思います。
この曲もそれが堪能できます。  <筑波のカエル>


It Can Happen

シタールのようなイントロから始まる曲。
このアルバムは製作当初ボーカルのジョンは参加していませんでした。
幾つかの編集アルバムでそのデモバージョンを聴けます。
(そっちのほうが良いかも?苦笑)ベースのクリスが頑張っています。
アルバムから第三弾シングルとして全米60位(くらい)を記録。 <筑波のカエル>


Changes

変拍子の嵐からドラマチックな構成でたたみかけられます。
ギター(彼は基本的に何でも弾けるマルチプレイヤーですが)の
トレバー・ラヴィンのボーカルがフュ−チヤ−されています。
上手ですよ。    <筑波のカエル>


Cinema/Leave It

確かグラミー賞のインスト部門にノミネートされたはず。
(このアルバム発表時のツアーを記録したビデオも)シネマとは
イエスがいったん空中分解されたあとクリスとアランとトニーが組んだユニットの名前。
その文字通り冒険活劇映画のようなインストを導入部として、
このアルバムからの第二弾シングルが始まります。
(24位くらいだったかな?)
カッコよいアカペラ、叩きつけられるドラム。
当時B面のアカペラバージョン目当てでシングルを購入しました。 <筑波のカエル>


Our Song

シングルカットされてもおかしくない優れたパワーポップソング。
(ロンリーハートのB面でさえなければ。。。苦笑)
のちに遡ってイエスを聴いたあと、いかにこの曲が
「イエスらしくない」曲であるかがわかります、、。(偏見?)
まーよーするにこのアルバムの骨組みが
トレバ−・ラヴィンのソロだったという。。。 <筑波のカエル>


City Of Love

一番イエスらしさが残る曲と言えるかな? 
でもラヴィンのギターはハウのそれと違って変な手癖がなくて
クリーンで聴きやすいですね。
(それが面白くないというファンもいるでしょうが) <筑波のカエル>


Herts

雄大な曲。
ヱンディングではジョンの声のリバーブSEが消え、やさしく終わります。
大抵、どんなアルバムでも捨て曲というか、飛ばして聴いてしまう曲がありますが、
このアルバムに関してはそれがないですね。
70年代のイエスの良い部分(面白い部分と言ったほうがいいかな)が
80年代の技術を駆使して出来あがった稀代の名盤だと思います。

ヒストリービデオでハウが言っていますが、決してきちんと理解されていたとは
思えないのに、自分たちを応援してくれていたスタッフに恵まれていた
70年代が現行イエスでもある彼等の第一次黄金期。
90125(第二次黄金期?)以降からイエスを聴き始めた私のような
遡りファンは、ラビン後と前でどうしても聴き比べてしまいます。
そしてラビン加入によるボーカルパートの強化と、ギターだけではなく、キーボード、
ベース、ドラムをこなせるコンポーザーとしての彼の力量から
作り出されるサウンドに軍配を上げてしまいます。
程よいポピュラー具合も見逃せない。 <筑波のカエル>

アルバム「ロンリー・ハート」の最後を飾るこの曲は、
イエス流ブリティッシュ・フォークといった趣。
この歌を聞くといつも脳裏に浮かぶのは、夏祭りの夜に燈る無数のキリコ(行灯)。
トレヴァー・ラヴィンの歌うメロディに絡む、
ジョン・アンダーソンのわらべ歌みたいな合いの手がそうさせるのだろうか?
余談だが、このアルバムでトニー・ケイが実際にプレイしているのは
スタジオ・ライヴで録られた"シネマ"と、この曲のオルガン・ブレイクだけ
というのが定説と言われているが、実は違うらしい。 <fxhud402>


90125 (1983)


Rhythm Of Love

90125の(かなり長い)余韻で買った「BIG」。
昔のイエスとだいぶ趣が違いますが、たとえば3人のコーラスは
それだけでも「買って」聴くに値する素晴らしさだと私は思います。 <筑波のカエル>


Big Generator

ギター雑誌に楽譜があってコピーしました。
6弦の音を下げるという芸当を(本当は)しなくてはなりませんでしたが、
そのままのチューニングでやっちゃいました。(笑) <筑波のカエル>


Love Will Find A Way

イエスの曲だ、といわれればつまらない。
でも先入観なしで聴けばなかなかいい、
ハードポップソングだと思います。 <筑波のカエル>


Big Generator (1987) 


番外編


Prince Rupert Awakes

キング・クリムゾンの「リザード」収録の組曲「リザード」の1曲だが、
私はあえてこれをイエスの曲として挙げたい。
人気バンドの看板ヴォーカリストがよそのバンドで歌うなんて私的には犯罪である。
誰がどう聴いてもイエス・サウンドではないか。
知らない人はこの曲はきっとイエスだと思ってしまうことであろう。
このアルバムが発売された当時イエスはまだ低迷していたことを考えると
許せなくもなくなってしまう。   <イアラ>


Lizard (KING CRIMSON)
          (1970) 


Themes

正式にはイエスではないですが、誰もそんなこと思わないでしょう。(笑)
あーみんないろいろ紆余曲折を経て大人になったんだなぁ、、と
当時生意気にも思いました。(笑)
90年代イエスは凄いぞ、面白そうと実感しましたが、残念ながら
長くは続かないのでした、、、。(苦笑)  <筑波のカエル>


Anderson Brufford Wakeman Howe
(1989)


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