The Night Comes Down
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“華麗でドラマチックなハード・ロック”に彩られた1stの中では 地味な印象を与える曲だが、楽曲の完成度としてはピカイチだ。 何より“歌曲”として非常に優れている。 Aメロからサビに至る展開が絶妙だし、 “And it's dark again”の余韻も素晴らしい。 アレンジや構成にそれほど凝った様子がないのも、 秀逸なメロディがあるからなのだろう。 度肝を抜くインストパートに歌が挟まれた構成になっているが、 意表を突いたようで、最後まで聴くと違和感がないのもすごい。 彼らの、ソングライターとしての底知れぬ才能を 感じる曲である。 <MFCオーナー> |
Queen 1973年 |
Father To Son〜White Queen(As It Began)
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まず、『父より子へ』の冒頭部のドラマティックな展開に涙ぐむ 中間部のヘヴィなパートに酔いしれ、 エンディングの頃には完全に浸りきってしまう。 『ホワイトクイーン』では、一転して至高の哀メロが曲全体を支配する。 そしてその歌詞の最後の一節、Dear friend goodbyeは、 個人的な感傷と重なるのです。 高校時代の友人の一人にYというやつがいました。 クイーンをリアルタイムで知っているのは『JAZZ』以降であり 高校生当時( ’81〜’83)はヒットチャートを追い求めるだけで 精一杯であったボクに対し、Yは、クイーンはUが一番良いんだ!!と クイーンの話題になる度に力説していました。 Yは後に交通事故で20代半ばにしてその生涯を閉じてしまったのですが、 今思えば洋楽の造詣の深さはかなりのものだったのでしょう。 高校時代から60〜70年代も一通り聴いていたようですし。 でも当時は反発心もあってYの言葉をなかなか聞き入れなかったのですが、 現在は素直に思います。 クイーンはUが一番良い。 もっと早くにわかっていればよかった。 <ゆーじ> |
The Fairy-Feller's Master Stroke/フェアリー・フェラーの神技
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「Orge
Battle」の余韻に浸る間もなく、ハープシコードが静寂を切り裂き それを合図に、聴き手はこの濃密な空間に引き込まれていく。 リズムキープにとどまらないベースライン、 縦横無尽に駆けめぐるボーカルとギター、間を埋め尽くすコーラス、 一寸先の見えない展開、めまぐるしく変化する旋律、 聴き手は音の洪水にただ身を任せ、妖精のファンタジックな物語を 固唾を呑んで見守るだけ。 そして物語は大団円を迎え、絶頂の瞬間は「Nevermore」へと 引き継がれていく。 まさに至福の2分30秒。 <MFCオーナー> |
Nevermore
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Jさんに以前、僕この曲が好きですって言ってたことあったよね。 1分ちょっとの断片的な曲だけど、何かしらそこに「永遠」ってものを感じるんだ。 これと似た曲がビーチ・ボーイズにもある。 あの賛美歌「アワ・プレイヤー」です。 この2曲は、教会の礼拝堂で歌うべきだと思う。 この曲、今はもう僕の中では亡きフレディへのレクイエムになってしまった。 <weo> |
Queen II 1974年 |
Killer Queen
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大変個人的な話で恐縮だが・・・ 中学3年の最後の音楽の授業はなんでも好きなレコードをかけてもいいよ、 ということになって自分も熟考したが、当時はシアーハートアタックのアルバムを 手に入れたばかりで、中でもキラークイーンのギターオーケストレーションに しびれていたので、是非ステレオの大音量で聞きたいと思い (当時、うちはモノラルのポータブルプレーヤーでしたので) アルバムをビートルズ復活祭で購入した黄色の布製バッグ (確かラブソングスのジャケットをプリントしてあったと思ったが・・)に入れて 学校にキラークイーンを口ずさみながらうきうき気分で登校。 んで、授業時間になり音楽教室へいくとそこには異様な光景が繰り広げられていた。 みんなが持ってきているのは、なんといわゆるEP盤で、 当時流行っていたアイドルや歌謡曲のレコードなのである。 それが、ピアノの上に山積みとなっていてみんな順番を争うように レコードをかけて盛りあがっているのだ。 その光景を見て憂鬱な気分になってきた。 洋楽、しかもLPを持って来ているのは自分だけである。 はっきりいって村八分、のけもの、無視である。 かなり淋しい気分になった私はバッグを机のなかに隠し、 うつむき無言で残りの時間をやり過ごし、終業のチャイムと同時に 速攻で教室に戻っていったのだった。 いやー、あれは本当にみじめでしたな。 そんな私のために、哀メロ1確。 <いまち> |
In The Lap Of The Gods...Revisited/神々の業
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『Sheer Heart
Attack』のラストをドラマチックに飾るこの曲、 かつてライブでは欠かせない曲だった。 ギターソロもなく、いたってシンプルな構成だが、 メロディが実に素晴らしいのだ。 サビの“Wo wo lalala wo”のリフレインも感動的。 2番のサビに入る前で“You can do it, You can do it, You can going set you free”と切れ込んでくるコーラスを聴く度にゾクゾクしてしまう。 「We Are The Champions」が現れなければ、 この曲がクイーンを称えるのに最もふさわしいアンセムとして、 歌い継がれたのではなかろうか。 <MFCオーナー> |
Sheer Heart Attack 1974年 |
I'm In Love With My Car
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今まで幾度となくCDで繰り返し聴いてきたこの名盤。 この間、初めてレコードを買って初めて大音量で聴いたときのこと。 針を落としてみると、今までに聴いたことのないピアノの音が流れてきた… え!?どうして??? 1曲目のDeath On Two Legsで思わず泣きそうになったけど、 気のせいだと思った。 Lazing On A Sunday Afternoonは今までに以上にとっても、 たまらなく楽しかった。 で、次のこの曲がかかった。 今までこの曲って、車のブンブ〜ンって音が好きじゃなくて、 あんまり好きになれなかったのに。 なのに、ちゃんと聴いてみたら、もんのすご〜〜〜くカッコいい!!! こんなコトに気がつかなかった今までの自分が、 情けなくてしょうがなかったからなのか ロジャーのケダルいボーカルが引き金になったからなのか… ウソみたいに涙が溢れてきて止まらなかった。 <ドロンジョ> |
Love Of My Life
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まるでバイエルのピアノ教則本の曲に歌詞が載ったような清らかな曲です。 バレリーナみたいな動きをするピアノの音の短い前奏に乗って フレディーが荘厳に囁き始めます。 「ラボマラ〜〜〜」って。 途中バイオリンみたいに聴こえるのはフレディーと 一緒になって酔っているブライアンのギターかな? あ〜フレディーの口許とブライアンの指先が触れ合っているぅ。 <weo> |
Bohemian Rhapsody
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初めてクイーンを聴いたのが、この曲だった。 衝撃的だった。 ロックを囓り始めて間もないガキには、十分過ぎる程衝撃的な曲だった。 あれから20ン年、何度この曲を聴いた事だろう。 今でも聴く度に、最初の衝撃と感動が甦る、奇蹟としか言いようのない 名曲、それがこの「Bohemian Rhapsody」なのだ。 特にバラード部分の最後、“I don't wanna die, sometimes wish I never been born at all”からギターソロになだれ込む所では、いつも涙してしまう。 僕はこの曲について語る言葉を持たない。涙が溢れてきてしまうのみ。 みんなで合唱するのも楽しいけど、やはり一人でそっと聴きたい曲、 「Bohemian Rhapsody」は僕にとって、そういう曲なのだ。 分かって貰えます?(笑) <MFCオーナー> |
A Night at the Opera 1975年 |
You Take My Breath Away
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まるでピアノオペラのような佇まい。 か細くも力強いフレディーの声はそれだけでも泣ける。 しかもこのコーラスワークは絶品! 途中、|д´)チラッと出てくるブライアンのギターの音色まで、 全てが美しく儚く哀しい。 最後の♪I Love Youが好きだったなぁ・・・ <J> |
Long Away
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ブライアンのこの曲がアルバム3曲目にずっと位置していること… これば僕にとって自分の思考(嗜好)の変化を感じる物差しになっている。 「華麗なるレース」はリアルタイムで感じたデビューから 最初の黄金期特有の「タカラヅカバンド」であるクイーンの、 どう言うのかファンデーションとかフェースパウダーとかモイスチャーマスクとか ホワイトニングエッセンスっぽい(?)香りがプンプンしてるんだけど、 前作「オペラ座の(なまめかしい)夜」が明けて、このアルバムに入ってのはじめは、 やっぱりなまめかしくけだるい「半眼の」目覚め(しかしまどろっこしい表現だなぁ、いつも。)が フレディの声と息遣いとともに続いている。 で、3曲目のこの曲。 ブライアンの音楽って、一言「フォーク・ロック」だろう。 シンプルで男っぽい。 タカラヅカのスターの私生活の住居の台所に転がっている ポーク・ビーンズの缶みたいだ。 リアルタイムのクイーンはイコール「フレディ」だった。 だから若い頃はこの曲を飛ばして聴いてた。 でも、今はこの曲のために他の曲を聴いている。 デビューアルバムからずっと通しで聴いて、そしてこの曲まで来た時、 頭がいっぺんに開放された様な気がする。 やっぱりいろいろあって疲れる歳になったのかな? 妙にブライアンの曲を探してでも聴く様になって来てる。 この間約30年。 でもこの曲は相変わらずおんなじ位置にある。 <weo> |
Good Old Fashioned Lover Boy/懐かしのラヴァー・ボーイ
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クイーンというか、フレディが得意としたボードビル調の曲の中では ピカイチの完成度を誇る曲であろう。 曲もさることながら、演奏も素晴らしい。 軽やかな響きのピアノ、跳ねるベースにドラム、 そしてギターソロが最高!ブライアン最高のブレイと言っていい。 ボーカルもコーラスも、ついでに“1,2,3,4,5,6,7,8,9O'clock”の合いの手も 実に楽しくて終わってしまうのが勿体ない。 永遠に続いて欲しい(爆)なんて、つい考えてしまうくらい。 短いながらも、クイーンらしいエッセンスが凝縮された、 間違いなくクイーン史上5指に入る名曲であり、そして名演である。 <MFCオーナー> |
Teo Toriatte/手をとりあって
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最近これで泣けます。当時より泣けます。 ♪When I’m gone〜♪から始まるこの曲は、 今となっては、フレディーの遺言のようにも聴こえてしまうのです。 <みょうが> |
英語の中になんの違和感もなく入っている日本語が誇らしく感じる名曲。 私も最近これを聴いて泣いてしまった。(苦笑) <J> |
提供/ロック魂 |
A Day At The Race 1976年 |
Spread Your Wings
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ジョンがソングライターとしても優れた才能の持ち主であることは みんなが知ってるけど、とある人の説によると、 ジョンは常にフレディが歌う事を想定して曲を書いていた、 つまりシンガー・フレディの為に曲を作っていたらしい。 そんな、作る人=ジョン、歌う人=フレディ、のコラボレーションが 生み出した最高の名曲が、この曲であろう。 とても分かりやすいメロディを持った曲だけど、 同時に難易度も非常に高い。 元々いい曲なんだけど、フレディが歌うことでさらに素晴らしい曲となった。 作り手と歌い手の理想的な関係がここにはある。 さすがにブライアンもロジャーもここでは控えめ、歌とメロディを引き 立てる事にひたすら専念しているかのよう。 フレディ亡き今、ジョンが表だった活動をしようとしないのも 納得の名曲だ。 <MFCオーナー> |
News of the World 1977年 |
Jealusy
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おお、この曲があったんだ。 これこそジェラシーだ。なんとも苦しい胸の内だ… フレディーが眉間にしわを寄せながら歌う様が浮かびます。 「じ・え〜・ら・すい〜」 一音一音を噛みしめながらのピアノの弾き語りでフレディーは悶絶しているのです。 って本当に切ない曲です。 <weo> |
Fun It
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全体的にお遊びという感じが強い『Jazz』にあって、 ロジャーのこの曲だけは、異質な緊張感を孕んでいる。 タイトなサウンド、クールだけど熱いロジャーのボーカル、 彼はいつだってストイックなロッカーなのだ。 “That's only soul you ever need”というフレーズが熱いぜ。 ロジャーのソウルを感じ取るんだ! <MFCオーナー> |
Jazz 1978年 |
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