PET SHOP BOYS





Love Comes Quickly




ペットショップボーイズというと年代によって知っている曲がかなり異なっているように感じます。
80’Sなら”West End Girls”でしょうし、ザウスに通っていた世代なら”Go West”。
2008年現在ならボルヴィックCMの”Home and Dry”でしょうか。
聴きやすい曲を作る彼らの1stアルバムを代表する哀メロといえばこれ。
Neil Tennantの女性的な声は如何にも哀メロ向きです。
確かこの曲日本のアイドルがカバーしていたような気が・・・。
                         (2008/5/30)  <ところ>


Firehous (1986)


It's a Sin




”Actually”は私が初めて洋楽をアルバムとして聴いた
(私にとっては)記念すべき作品。
哀メロが多いこのアルバムの中で最も印象的なのがこの曲。
何故か「哀しみの天使」なる奇妙な邦題を付けられてしまった気の毒な曲だが、
一度聴いたら忘れられないメロディーは流石です。
歌詞は「(GAYな)自分はキリスト教においては罪作りな奴です」と
反省する内容だったはず。
ああだから哀しみの天使なのか・・・なあ?
                     ( 2008/5/30) <ところ>


Actually (1987)


Domino Dancing




初めてこのアルバムを聴いたときは何て聴きにくいアルバムなんだろうと思ったことを覚えています。
どの曲もそれまで聴いていたモノに比べ、随分長かったからです。
プログレやジャズを聴くようになった今ではあまりそうは感じないんですがね。
曲はラテン・ミュージックをPSB風ダンス・トラックにしたもの。
ラテンミュージックって何故か皆哀メロに聞こえてしまうんですよね。
浮気性の恋人に愛想を尽かすなんていう歌詞も哀メロにピッタリ。
リミックスと言いつつシングルヴァージョンとの違いは後半部だけだったりして。
                         (2008/6/17)  <ところ>


It's Alright




新曲なのにリミックスされているという変わったアルバムのラストナンバー。
この曲はハウス・ミュージックを作っていたSterling Voidのカヴァーで9分以上もあります。
シングルヴァージョンと異なり結構オリジナルに忠実です。
プロデューサーはあのトレヴァー・ホーン。
”Left to My Own Devices”も彼のプロデュースだったので
この頃はハウスに嵌っていたのかもしれません。
オリジナルは女性が歌っていましたがニールが歌うと妙に説得力があります。
まあ、皮肉屋の彼らにはあまり似つかわしくない歌詞ではありますが。
遠くラジオから流れてくるような呟きで終わるラストにはしんみりさせられます。
                           (2008/6/17)  <ところ>


Introspective (1988)


Being Boring




PSB本人たちにとっては良い曲なのに売れなかった曲の代表だそうです。
ファンの間でも最も人気のある作品。
私にとっても最も好きな曲ですが、同時に地味な曲だなあとも思います。
世間が彼らに求めているのはもっとPopな明るい曲なので、
売れなかったのは仕方のないことなのかもしれません。

如何にも打ち込みといった音ではなく生音っぽい作りはこれまでにはなかった特色。
寂寥感の漂う曲にニールの優しい歌声が乗っかります。
特にこの曲では中性的というだけでなく、何か変わった揺らぎのある声をしています。
それが非常に心地良い。
                       ( 2008/6/18) <ところ>


Behaviour (1990)


If Love Were All




PSBが好きだという話をすると時々「××さんってゲイなんですか」と聞かれることがある。
確かに三十路過ぎなのに彼女は居ないし、
山登って避難小屋に泊まるのが好きな人間ですが、
「あたしゃノンケよ」とオネエ言葉で返してやることにしています。

さてアルバムはシングルのB面曲を集めたマイナートラック集でかなり地味です。
その2枚目に収録されたこの曲は劇作家・俳優などとして活躍したノエル・カワードの作曲。
そういえばノエル・カワードもゲイだったとか。
如何にもミュージカル好きなニールらしい選曲ですが、
アメリカのミュージシャンには哀歌として有名らしい。
本来女性が歌うことを前提とした曲なので、
ニールが歌うとゲイゲイしくなってしまう・・・。
                           (2008/6/17)  <ところ>


Alternative (1995)


Before




アルバム”Very”はすっ飛ばして”Bilingual”からの(イギリスでの)ファーストシングル。
”Very”も悪いアルバムではないですが
あまりにも”Go West”のイメージが強すぎます。
一般に人が彼らに求めるのが明るいダンス・ミュージックであることは否定しません。
しかしあの演歌のごとき数々の哀メロチューンを無視しなくてもいいじゃないですか。
”Bilingual”が出たときもラジオではこの曲を流していましたが、
テレビなどでは何故か”Se a Vida e”ばかりが流れていました。悔しい・・・。
アルバム自体はラテンからエスニックまで幅広い音をダンス・チューンにしちゃってます。
この曲も哀メロには欠かせないラテン風です。
歌詞は失恋の歌。といっても中身は怪しげですが。
                       ( 2008/6/17) <ところ>


Bilingual (1996)



Home and Dry




やけに派手な音で耳が痛かった”Nightlife”から
一転優しい音作りに変わった”Release”。
その1曲目はボルヴィックの宣伝にも使われた本曲。
哀愁漂うメロディーなのですが、
ジョニー・マーのギターをフィーチュアして柔らかい生音っぽいアレンジにしています。
歌詞は飛行機で帰ってくる恋人を待ちわびるという他愛の無いものですが、
9.11以降に発表されたものである以上
当然特別な意味が込められているのはお分かりの通り。
もう一つ裏読みすると男が家で恋人を待つという
ジェンダーからの解放(まさに”Release”)を意味しているとも取れます。
まあ人によってはジェンダーって言葉は嫌なのかもしれませんが、
ゲイカルチャーでは未だにそんなこと言ってるのってくらいのことらしい。
                           (2008/6/18)  <ところ>


Release (2002)


I'm With Stupid




タイトルを訳すと「僕はおバカさんと一緒にいるんだよ」という意味になります。
だから曲のアレンジは明るめですが、
おバカな相方(恋人)に付合わされる嘆きが含まれているので当然哀メロです。
イントロはトレヴァー・ホーンが80年代に一世風靡したオーケストラヒットかな?
この曲のモデルはブレアとブッシュ。
歌詞の意味が分かると曲調と相俟って「ギャハハ」と笑いたくなります。
PSB本人をパロったPVも必見です。
                     ( 2008/6/18) <ところ>


Integral




初めてこのアルバムを聴いた時「PSBにしてはえらく政治的だな」と感じました。
”DEDICATED TO MAHMOUD ASGARI AND AYAZ MAEHONI”というスリーヴのメッセージ。
「原理主義」というタイトルのボーナス盤。
”I'm With Stupid”や”Twentieth Century”の政治的メッセージ。
これまでの彼らの代名詞であった突き抜けたような明るいメロディーの不在。
彼らを単なるポップソングライターと捉えていた人達は吃驚したんじゃないでしょうか。

本作はイギリスで行われようとしているIDカード導入を皮肉った曲。
コーラスからスタートしますが地声を強調したようなキツイ歌い方をしています。
アレンジも”Nightlife”辺りの派手な仕上がりなのですが、
メロディーは決して明るくなりません。
むしろ近未来の管理社会をイメージさせる声と音です。
しかし如何にも悪役が歌っているっていう感じが面白いですねぇ。
                     ( 2008/6/18) <ところ>


Fundamental (2006)



Pet Shop Boys Official HP


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