Julia
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パブロフス・ドッグの曲で一番知られているんじゃないでしょうか。 漂うようなピアノの音に始まり、生ギターのアルペジオ サビで流れるメロトロン、間奏のフルート、、、ため息ですね すべての楽器が美しい。 「君の愛がなければ僕は生きていけない」 デヴィット・サーカンプーが切々と悲しい恋を歌い、心に沁みます。 ところで、メロトロンという機器、ですが 独特のうねるような重厚な音は、ほんとにいいですね。 かの「キング・クリムゾンの宮殿」だってメロトロンが無ければ あれほどの名作になったかどうか? 非常に扱いにくい機器であることは間違いないでしょうが キーボードに取って代わられたことは、残念です。 <でんぶろう> |
Episode
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稀代のボーカリスト、デヴィット・サーカンプ率いるPAVLOV`S DOG メロトロン、ヴィオラ、フルート、ギターの作り出す耽美的で重厚な音世界、 超高音で精妙にビブラートするデヴィット独特の唱法は ワン・アンド・オンリーであり、ひとたびその虜になった者は ドッグ・マニアと呼ばれ、日本では僅か2枚しか紹介されていない オリジナルアルバムを繰り返し聞くことでしか、その渇きを癒せないという、、 まことに恐るべきグループではあります。 その75年のデビューアルバム「PAMPERED MENIAL (禁じられた掟)」 初めてこのアルバム(輸入レコード)を聞いたとき、シラフでトリップしてしまい、 片面が終わった途端レコードひっくり返して針をアルバムの先頭に 乗せるという行為を延々と繰り返した事を覚えています。 当時、彼らの2枚目に当たる「AT THE SOUND OF THE BELL (条件反射)」 だけが、日本でリリースされ、93年におそらく業界のドッグ・マニアにより CDとして発売されました。 まさに私の宝音源であります。 全曲、深い憂いと美しさを兼ね備えた極上品ですが、 あえて選ぶとすればこの曲です。 繊細さの極致のようなヴィオラと、情感豊かに歌い上げるボーカルの コラボレーションはまさに絶品哀メロといえましょう。 <でんぶろう> |
Pampered Menial 1975年 |
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