THE MOODY BLUES


Nights In White Satin/サテンの夜

彼らの初期のヒット曲にして、代表曲のひとつ。
これはもう全編哀メロ・・・フルート・ソロも泣けるしボーカルも泣ける。
ラストの盛り上がりがこれまた大袈裟(爆)で・・・
やっぱり泣ける。(苦笑)     <J>


Dawn is Feeling / 夜明の空




脱退したマイク・ピンダーの作品だからかステージで演奏されることもなくなって久しいが、アルバム"デイズ・オブ・フューチャー・パスド"の中では、"サテンの夜"と対になる形でアルバムの構成を締めている、大変重要な曲である。
この前のパートは生のオーケストラとピンダーによる詩の朗読なので、実質バンドの演奏はここから始まる。

それは1960年代後半のある晩。
"ゴー・ナウ!"の一発ヒットははるか彼方に去り、それでも過去の栄光にすがり付くショボくれたバンドに成り下がっていた彼等は、観客の男からひどく罵倒される。
寝ぐらへと帰るバンの中で彼等は、"確かに今の俺達はクズだ。
でも、ここまで落ちぶれれば失うものは何もない。
ならばアメリカンポップスの真似ではない、本当の意味での自分達の音楽を創り出そう"と誓ったのだった。

その中で編み出されたステージの幕開けで演奏されるこの曲には、オリジナルに賭ける彼等の覚悟と決意が詰まっていたのである。
のっけから鳴り響く文明の利器・メロトロンをバックに、メランコリックに歌うジャスティン・ヘイワード。
ある一つの時代が、確かにこの瞬間から始まったのだ。
                       (2014/11/2)  <fxhud402> 


 

Days of Future Passed(1967)


             


A Simple Game





恥ずかしい事にこのシングル(ドーナッツ盤)しか持っていなかったのは、
多分ラジオの今で言うヘビロテだったからと言う理由で買ったのだろう。(大曲もあるので)

ストリングス(ギター)一本から入る短いイントロから低い声で始まるこの話は
決して楽しい歌詞ではない。
人生はだだの単純ななゲームだ と言い、何に?何を?どの様に?問うて終わる。
良く分からないのにこんな勝手な訳じゃファンの方々に叱られそうだが、
プログレの先駆者とも評価されているThe Moody Blues 、
難解な所もあるが こんなそれこそSimpleな曲もあった。

                        (2011/9/14)  <Eddy.T>    


(1968)


House Of Four Doors(Part 1 & 2) / 4枚の扉の家

フォークソングでもあり、プログレでもあるような、不思議な曲。(笑)
なにが悲しいって・・・・タンバリンかな?(苦笑)   <J>


The Actor

まったりとした前半部から一瞬に変わるメロディックな流れ。
ほんの一瞬(爆)なのだが、この哀メロ部分は強烈。  <J>


In Search of the Lost Chord(1968)


Lovely To See You /うれしき友

初の全英NO.1ヒットとなったアルバム「夢幻」より。
レイ・トーマスのフルートが素晴らしい〜
「うれしき友」というより「悲しき友」ってタイトルのほうが似合いそう。(笑)  <J>


Have You Heard

part1とpart2に分かれ、間に「The Voyage/航海」が入っている。
ピンク・フロイドと合い通じる焦燥感と哀愁漂う超大作。  <J>


On the Threshold of a Dream
(1969)


Gypsy

疾走感溢れるかっちょい〜曲。
でも、あんまり「ジプシー」って感じはしないなぁ・・(苦笑)   <J>


Candle Of Life

ロッジ(b)が作ったPOP歌謡(爆)風、キャッチー・ソング。
おなじみの(?)タンバリンも出てきて、哀愁感炸裂!!  <J>


To Our Children's Children's Children
  (1969)


Melancholy Man

そのタイトル通り、なんとも切なく哀しい男の歌。o(ToT)o ダー
そして当時初登場の「ムーグ」の導入で悲しみは一気に盛り上がる。
今では多様な使い方をしているシンセだが、
こういう使い方こそ王道ではないか?
・・・と、古い私は思う。(爆)      <J>


Question of Balance(1970)


The Story In Your Eyes /愛のストーリー

この曲はよくラジオでも耳にしたなぁ〜・・・
ヘイワードが贈る、とびきり高質の名曲。
まず、聴くべし!(笑)     <J>


My Song

一番評価が高いとされているアルバム「童夢」の
ラストを飾るしっとり&ドラマティックな曲。
ここでもヘタウマ歌唱(爆)が、泣かせてくれる。   <J>


You can never go home / 家に帰れない




ジャスティン・ヘイワードのナイーブな作風が凝縮されたような一曲。
哀メロどころか、触れたらほろほろと壊れてしまいそうなメロディである。
前にレイ・トーマスのファンタジックな曲"Nice to be here"、後にアルバムの最後を飾るマイク・ピンダーの大曲"My song"が配されるという構成も絶妙で、彼等のアルバム作りの巧さがわかる。
"童夢"のクライマックスは"My song"とこの曲だろう。

ちなみにこの曲をはじめとするジャスティンの曲には、ジャスティンが少年時代に経験した放浪の旅が影響を与えていると言われてきた。
しかし後年のインタビューではそんな事実はなかったとされ、無名時代に曲を書いてはデモをいろんな所に送っていた頃のことが曲解されて伝わったのが本当のところらしい。とは言え、それだけ聴き手の創造力を掻き立てるものが彼の曲にあるのは疑いのないところだ。
                      (2014/4/30)  <fxhud402> 


Every Good Boy Deserves Favour
  
(1971)


The Land of Make Believe

「クエスチョン」を例に挙げるまでもなく、ジャスティン・ヘイワードの楽曲には
二つの曲を組み合わせたものが多い。
この曲もその典型で、レイ・トーマスのほのぼのとしたフルートが先導する
静かな前半と高らかに盛り上がるサビとの対比が感動を呼ぶ。

しかし、この曲で注目してもらいたいのは歌詞だ。
この頃のムーディ・ブルースは芸術的にも商業的にも頂点に立っていた。
が、それと同時に成功から来る環境の変化やプレッシャーに押しつぶされ、
マイク・ピンダーは当時の彼女(現在の奥さん)が信ずる新興宗教にのめり込み、
「五本の指が一つの手を作っているような(レイ談)」
メンバー同士の友情にもひびが入り始めていた。
そして何より、行く先々のファンにプログレ教のグル(教祖)に
祭り上げられるのは、彼らにとって耐え難いことだったのだ。

そんなメンバーの想いが、この歌詞にはストレートに込められている。
この世界は実体のない虚飾に満ちている、
窓を開け新しい日の光と風に身をさらせ、
纏わり付く白昼夢を払うのだ...と。

しかしファンにそのメッセージが届くはずもなく、その後の展開は周知の通りである。
しかし、このメッセージが現在のプログレ界にも
そっくり通用するような気がするのは私だけだろうか? 
                           <fxhud402>


The Land of Make Believe(1972)


The Voice/出帆(たびだち)の時は来た

産業ロックを意識したかのような(苦笑)、切迫さが
伝わってきてかなり切ない気持ちになる。(涙)
邦題はキング→ポリドールへ移行したら「魂の叫び」に変わった。(謎)  <J>


Gemini Dream

曲自体は軽快、かつ元気(笑)なロック。
どうでもいいけど(!)、この「ジェミニ」って響きが好きで、
車の免許をとった時「ジェミニ」が欲しい!と、切望したことを思い出した。
今、思えばダサい車だったけど。(* ̄m ̄)プッ   <J>


Long Distance Voyager(1981)


Blue World

83年のアルバムから。
おそらくバンドとしての旬は過ぎたであろう時期?の哀メロ。
徐々に重なって厚みを増してゆくシンセがじわ〜っと染みてくる・・・。  <もとい>


提供/80野郎ォ
The Present(1983)


The Other Side Of Life

ボーカルとドラムを全面に押し出したメロディック仕様。(笑)
バックコーラスの代理のシンセが粋な相槌を打ってるかのようだ。
重いんだけど、自然に体が揺れるハートフルなナンバー。 <J>


The Other Side Of Life(1986)


Foolish Love

明るくさわやかな大人のロックが全体を占める
近作「ストレンジ・タイムス」の中でも、
哀メロ的に目立って気を吐いているのがこの曲。
冒頭のメランコリックなギター・ストロークからもうそれは尋常じゃなく、
初めて聴いた時には思わず作曲クレジットに(小田和正)と書いてないか
確認してしまったほどだ。
もちろん曲書いて歌ってるのはジャスティン・ヘイワードだし、
出版社もユイやシンコーじゃなくワーナー・チャペル。
が...。聴けば聴くほど歌メロはもちろんのこと、コーラスの入り方といい
間奏のキーボードといい、どこまで行っても
overでYes-Noで緑の日々なのである。
とどめはエンディングに被るトランペット。
英国の大物と極東のベテラン。
二人のソング・ライターの間にいったい何があったのだろう?(何もない何もない)。
もし発売当時この曲がプッシュされていたら、
ムーディーズもクイーンみたく返り咲きを果たせたかもしれない。
ジャスティンの底力を感じる一曲である。  <fxhud402>


Strange Times(1999)


In The Bleak Midwinter
   

書き下ろしの新曲とクラシックの改作やカヴァーで構成された
最新作"December"からの一曲。
タイトルから察してもらえるかもしれないが、
本作はいわゆるクリスマス・アルバムであり、
ジョン&ヨーコの「ハッピー・クリスマス」や「ホワイト・クリスマス」などが
取り上げられている一方、製作前に引退したレイ・トーマスに
捧げられたと思しき新曲"December snow"などもあって、
ファンには無視できない一枚となっている。

"In The Blake midwinter"は19世紀の詩人、
ロセッティの詩に組曲「惑星」でおなじみのホルストが曲をつけたもので、
曲を聴けば誰もが「ああ、これね」と思い当たるであろう定番曲。
これをムーディー印のアレンジで料理し、
ジャスティンがあの声で歌うのだから悪かろうはずがない。
近作では屈指の哀メロ度数を叩き出すギター・ソロに身を委ねれば、
貴方のお宅の周囲にたちまち5m40cmの粉雪ぼたん雪が
降り積もること請け合いである。
電通や博報堂が捏造したものとは次元の違う、
「本当のクリスマス」が圧倒的な薫りを放ってここにはある。
外は寒い雪の夜...。     <fxhud402>


December(2003)



Moody Blues Official HP



                   



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