McDONALD&GILES




Sute In C

曲前半のゆったりしたボーカルは儚さにあふれ、
やがてフルートが入り長い間奏へ。
フルートが入る曲はどうしても哀メロに響いてしまう。 <ゆーじ>


Flight Of The Ibis

CRIMSONの2nd収録の『Cadence&Cascade』の原曲にあたる作品。
透き通った大空を、翼を広げ風をうけ舞っている
そんな穏やかな情景を思い起こさせる。  <ゆーじ>


Is She Waiting?

哀メロという概念でいえば、まさにこの曲。
切なさが全編に漂い、とてもしっとりと聴かせる。 <ゆーじ>


Tommorow's Reople‐The Children Today

Michael Gilesが彼の子供達に書き贈った曲。
(多分その子供もボクと同年代であろうが←つまり30代)
こんな曲を贈られたら、優しい人間に育つよね。きっと  <ゆーじ>


Birdman

B面全てを費やした大作。
冒頭のコーラス部がいきなり哀しい響きで圧倒される。
曲展開がめまぐるしく、安心してるとすぐにまた哀メロに。
ゆっくりと盛り上がるエンディングは壮観の一言。  <ゆーじ>



McDONALD&GILES



 SIDE A
1.組曲ハ長調/ Suite in C
; Including Turnham Green, Here I am and others  (I.Mcdonald)
2. アイビスの飛行/Flight of the ibis (B.F.FallonI.Mcdonald)
3.イズ・シー・ウエイティング/ Is She Waiting? (I.Mcdonald)
4.明日への脈動/ Tomorrow's People- Children of Today (M.Giles)

SIDE B
1.バードマン/ Birdman
; involving The Inventor's Dream(O.U.A.T.)
    The WorkShop,Wish‐Bone Ascension,Birdman Flies!
    Wings In The Sunset,Birdman The Reflection
                           (P.SinfieldI.Mcdonald)



およそプログレとは思えないジャケットの本作は、タイトルのとおり
キング・ク リムゾン創設メンバーであるIan McDonaldとMichael Gilesが
バンドを脱退し作り上げ た アルバムである。
『クリムゾンキングの宮殿』が『アビーロード』を蹴落とし衝撃的なデビューを果た したのは
周知の通りであるが、すぐ後のUSツアー後にMcDonaldとGilesが、
急速 に ビッグになってしまったバンドに対処しきれなくなり、
脱退の意思をRobert Fripp に 伝えたところ、「私が抜けるから君達はどうか留まって欲しい」と
Frippに言わせ た ほどバンドにおける二人のウェイトは大きかったようである。
しかし、クリムゾンとして行動を共にする事は彼らにとって、
創作の意欲を削り取ってしまうほど過酷なものだったのかもしれない。 

本作は、自由の身となった二人が本来持っているナイーヴさ、
素朴で慈愛に満ちた心が、ジャケットにも表れているのだと思う。
そしてMichaelの実弟Peter Giles、SteveWinwoodらと作り上げた楽曲は 、
それはもう珠玉の作品集に仕上がっている。それはもう、宮殿と肩を並べる位の。
実際(私見です)、宮殿だってMcDonaldがいなければ絶対にここまでの名盤にはなり得なかったと思う。 
King Crimsonの前身Giles,Giles&Frippから飛躍的な進化を遂げ完成にいたったのは
McDonaldとPete Sinfieldの二人の加入があってこそであり、
この奇跡とも言える宮殿という作品を作り上げる事を可能にしたのである。
そんなわけで、ボクにとってIan McDonaldと言う人は、神に近い存在であり、
FOREIGNERを脱退後の活動が商業的に恵まれたものではなかったとしてもそんなことはどうでもいい。
マルチプレイヤーとしての彼は類まれなる演奏技術を、
ソングライティングにおいては眩いほどの豊かな感性を備えており、
永遠に聴く者を魅了するのである。
96年のSteve Hackett&Friendsの来日公演(DVDでてます)で見る事の出来る彼の姿は、
観ていて涙が溢れてしまう。(主役のHackettも凄く好きなんだけどね)  <ゆーじ>




                   

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