KING CRIMSON (Part I)




21st Century Schizoid Man (including Mirrors)
 /21世紀の精神異常者
(インクルーディング:ミラーズ)

中学1年にしてビートルズやストーンズから
卒業しつつある時期に友人のススメで聴いたのが最初で
その強烈なインパクトに唖然とした。
ジャズ、クラシック、ブリティッシュ・トラッドと融合した
ロックの代名詞といっても過言ではないサウンド、
エコーの効いたアナーキーなヴォーカルに痺れた。
思えばアート・ロック時代のアーティストたちに出会って
人生が狂ってしまったのかもしれない。(笑) 
しかし90年代になってこの曲がTVCMに使われたのには驚いたな。 <イアラ>

でたー!この曲…。
不気味なリフ、不気味な歌詞、不気味なヴォーカルに
限界ギリギリの曲展開、テクニカルな演奏。
個人的にこの曲のベースは大好きです。
デビューアルバムのオープニングチューンとは思えないヨね!
それがヒットしちゃうんだからすごい!
ジャケもモノスゴイインパクトでっせ。  <minato>


I Talk To The Wind/風に語りて

前曲と変わって今度はフォーク調の静かな曲。
このギャップにも当時は驚いたものでハイライトの次曲を待たずに
完全にこのバンドの虜になってしまったのだ。
クリムゾンの前身であるGiles,Giles&Frippのヴァージョンも存在し
そこではマクドナルドの当時の恋人であったジュディ・ダイブルが
ヴォーカルを担当している。
コンピ盤「Young Person's Guide To King Crimson」に
収録されているがCDは現在廃盤で入手困難。   <イアラ>

イアン・マクドナルドのフルートとメロトロンが全体を優しく包み、
ピーター・シンフィールドの美しい歌詞を
グレッグ・レイクが歌い上げる。    <J>  


Epitaph( including March For No Reason and Tomorrow And Tomorrow)
  /エピタフ(墓碑銘)
(a)理由なき行進 (b)明日又明日

A面のハイライト。1つの曲の中に別の曲を組み込むのは
クリムゾンの1stでの得意とする手法であり
当時は全く新しいものであった。
クリムゾンがこれまでのロックと違うのは
ロックにはふさわしくない「知的な部分」があるからであろう。(笑) 
歌詞にある「混迷こそ我が墓碑銘」という下りは感動的。
ってゆーかアホな私にも似つかわしくないってか。(爆)  <イアラ>

混乱こそが我が墓碑銘・・・・
私のクリムゾンはエピタフからはじまり
エピタフを超えるものが見当たらない。
様々な思い出と重なることもあり随分長い間、
聴き返すことすらできないでいた。
(所構わず大声で泣き出したくなるから。苦笑) 
しかし四半世紀超えても常に頭から離れずにいるのも事実なのだ。
私は明日を恐れて叫んでいるのだ。昔も今も。
誰にも依頼するつもりはない。
私は自身でこの曲を墓場まで持っていく。<J>


Moonchild( including The Dream and The Illusion)
 /ムーンチャイルド 
(a)ドリーム (b)幻想

タモリ倶楽部の人気コーナー「空耳アワー」に登場し、
クリムゾンを知らないロック・ファンにもその名を轟かせた名曲。
何たって「カラムーチョ〜」だもんな。(笑)
それはさておき美しくも幻想的な曲である。
しかし歌詞のない後半は意外にもあまり聴かれていないようで
インストに入ると飛ばしてしまう人が多いとか。
ちゃんと聴けよってか。
そのせいもあってかボックス・セット「紅伝説」の同曲は
その後半部分が丸まるカットされている。
とんでもない話だ。     <イアラ>

最初にクリムゾンを聴いたとき、真っ先に好きになった曲です。
なんとも不思議な魅力があります。
特に前半部分。 西洋の童謡みたいな暖かさがあります。
ボーカルも、バッキングも、ギター、シンバルのアクセント
すべてが淋しげで哀愁たっぷりです。
後半部分は賛否両論あるようですが、うーんどーなんでしょー。
しかしどーしても
「カラムーチョ〜」と聞こえてしまうな。笑 <島田@浜っ子>

名曲には違いないが、他の曲が全て無限大Aクラスなので、
いささか地味目に聴こえるあたりが哀愁。(爆)    <J>


The Court Of The Crimson King
 ( including The Return Of The Fire Witch and The Dance Of The Puppets)
 /クリムゾン・キングの宮殿
(a)帰ってきた魔女 (b)あやつり人形の踊り

イントロが流れただけで条件反射のように目頭を押さえてしまう程、
ボクにとって絶対的・完全無比な曲である。
前曲の幻像を具象化したのだと思われるシンフォニックな構成、
間奏部のメロトロンとフルートの深遠さ、
変化に富んだドラムが与える絶妙な旋律、
そして各楽器が重厚なエンディングへと集約してゆくころは、
目潤わせすっかり夢心地です。
アルバム全編にわたってIan McDonaldの才能が
最大限発揮されている。
ただ、これ程までに素晴らしい作品になってしまったがために、
彼がバンドを去ることになってしまうとは
何とも悔やまれ皮肉なものである。
しかし、クリムゾンの輝かしい歴史の第一歩は
McDonaldの貢献があってはじめて成し遂げられたのだと
私は信じている。     <ゆーじ>

心に眠る"失われた記憶"を呼び覚ますような、
そんな不思議な気分にさせる曲。
僕が特に好きなのはサビのコーラスのところです。
ア〜アァ〜♪(歌うなって!)
これを聴いたのは「新世代への啓示」という2枚組ベストでした。
「宮殿」はジャケのとてつもない顔にたじろいで、
なかなか買えなかったのです。
(曲も5つしか入ってなかったし・・。苦笑)
しかし、オリジナルの「21世紀のスキッツォイド・マン」「風に語りて」
「エピタフ」「ムーンチャイルド」という流れで聴いた時、
この曲の真の凄さを知りました・・。
ちっぽけな感傷や悩みなど呑み込んでしまう、
巨大な哀メロSONGだ。     <marbeat>

アルバムの最大のハイライトといえる
荘厳なプログレッシヴ・ロックの代名詞といえる作品。
様々な音楽を吸収し独自の方法で解体・統合、ロックの幅を広げた
名曲中の名曲である。
日本では驚いたことにシングル発売もされており、
そのB面に「Part2」なる曲がカップリングされている。 
が、何てことはない。 曲が10分近くある為収録できずに
1曲を「Part1」「Part2」と分けているだけだった。(怒) 
これって詐欺じゃないの〜。(苦笑)    <イアラ>

私的な思い入れ&思い込みを差し引いたら(苦笑)、
やっぱり宮殿が精神異常者と共に同アルバムのハイライトであろう。
ドラムをはじめ全ての楽器が絡み合い唄い上げている。
イアン・マクドナルドがクリムゾンに残した偉大なる1曲。
この曲を視覚でもとらえる機会を持てた自分は幸せ者だ。(涙)<J>


In the Court of the Crimson King
 (1969)  


Peace-A Beginning/平和・序章
Peace-A Theme/平和・テーマ
Peace-An End/平和・終章

2ndアルバム「ポセイドンのめざめ」に収録されている
いわゆる「ピース3部作」。アルバムの各所に散りばめ
トータル・アルバム的な雰囲気を作っているが、アルバムとしては
トータル・アルバムとはほど遠いようである。   <イアラ>


In The Wake Of Poseidon(including Libra's Theme)
 /ポセイドンのめざめ
(インクルーディング リブラのテーマ)

アルバムのタイトル・トラックで前作「宮殿」の
タイトル・トラックの流れを継ぐ曲だ。 
曲自体は前作とほとんど変わりはないのだが
ここではシンフィールドの詩が素晴らしい。
この曲はギリシャ神話に登場する12神の1人、
海神ポセイドンを歌ったもの。
プラトンの対話集「ティマイオス」で語られている
世界を構成する4つの要素「天・地・火・水」とバランスを
均等に保った世界が歌われている。
頭の悪い私がどうしてこんなことに興味を持ったのか?
それは子供の頃の愛読書
「リングにかけろ」の影響であった。(爆) <イアラ>

エピタフと宮殿を足して割ったような曲。(-_-;)
あまりにも前作がパーフェクトだったがために
いまいちの評価が哀しい。
メル・コリンズのフルートも哀しい。(爆)    <J>


Cat Food/キャット・フード

「ポセイドン」の中ではベスト・トラックではないかと思われる。
アシッド・ジャズっぽいイントロのピアノが印象的。
アルバムの先行シングルとしても発売された。   <イアラ>


Groon/グルーン

シングル「キャット・フード」のB面として陽の目を見るが、
B面にしておくには勿体ない完成度の高い曲。
アルバムではまず長らく入手困難だったライヴ盤
「アースバウンド」に収録。
後に編集盤「新世代への啓示」にスタジオ・ヴァージョンとして
初めて収録される。(CDは現在廃盤で入手困難)  <イアラ>


Devil's Triangle/デヴィルズ・トライアングル
 including (a) Merday Morn/マーデイ・モーン
        (b) Hand Of Sceiron/ハンド・オブ・セイロン
        (c) Garden Of Worm/ガーデン・オブ・ワーム

インスト組曲でアルバム中最大の聴きもの・・・と
初めて聴いた中学1年時には思っていた。
が、後にイギリスの作曲家ホルストの組曲「惑星」の中の
「火星」を改作したものと知り愕然とする。
それでも初期はまだ「火星」としてクレジットするなど
救いもあるのだが・・・。
演奏は充実しているだけに残念という思いが強い。
曲の終了間際に「宮殿」の一部が登場するも
空しく響くだけである。    <イアラ>


In the Wake of Poseidon (1970)


"Cirkus" including "Entry of the Chameleons"
   /サーカス-カメレオンの参上




本当はSoft Machineを投稿するつもりで書き始めたのですが、
”The Soft Machine”や”Volume Two”に近い雰囲気のアルバムを
聴きながら文章を練っていたら何時の間にやらこのアルバムがかかっていたのです。
私は、Soft Machineについては1・2作目が面白くて後はどうでもいい、
強いて聴くなら”Bundles”以降を別物として聴くのが楽しい、と思うような人間です。
従ってKing Crimsonもこのアルバムが一番面白くて
他は80年代が面白いと思っています。
John Wettonのファンには申し訳ないですがあの声は苦手なんです。
ゴニョゴニョな人間にはあのダンディズムがとっても嫌らしく感じて
寒イボが立ってしまうのです。
あの時代のインストものは好きなんですけどね。

そこでこの曲。
格好付けたくてもGordon Haskelのヴォーカルではどうしようもありません。
でもそこが良い。そのグロテクスさが良いのです。
これがGreg LakeやJohn Wettonならもっと渋いか男臭い感じだったでしょう。
しかしそこには破綻がありません。
ドラッグ・クイーンってご存知かわかりませんが、
あの人達って派手な音楽が好きなんです。
それは、普段性癖を抑圧しているので
その解放にはああいった別世界を自分に用意する必要があるのです。
私は室内のライヴ会場のような密閉空間ではパニックを起こす心の障害を抱えているので、
音楽は好きでもライヴには行けない...etc.というような抑圧を常に感じています。
なので私には生真面目なWetton時代よりも破綻を感じさせるこのアルバムのほうが心地よい。
この曲においてもとっても渋いのに
ヴォーカルのせいでぶち壊しになっているのが非常に心地よいのです。
                                   (2008/11/3) <ところ>


Lizard/リザード
 
(a)Prince Rupert Awakes/ルーパート王子のめざめ
 
(b)Bolero-The Peacock's Tale/ピーコック物語のボレロ
 
(c)The Battle Of Glass Tears including/戦場のガラスの涙
     (1)Dawn Song /夜明けの歌
     (2)Last Skirmish/最後の戦い
     (3)Prince Rupert's Lament/ルーパート王子の嘆き
 
(d)Big Top/ビッグ・トツプ

クリムゾン最大の問題作であり、タイトル・トラックでもある組曲。
まずいきなりイエスのヴォーカリスト、ジョン・アンダーソンの
天使のような歌声で幕を開ける。
イエスのページでも書いたのだが(笑)、ライバル・バンドの
看板ヴォーカリストがゲストで歌うなんてとんでもないことだ。
私的にはこれは犯罪である。(爆) 
これによりただでさえ評価の低いゴードン・ハスケルの影が
増々薄くなるってもんだ。
                
続く「ピーコック物語のボレロ」は前曲の余韻を残しつつ始まり
やがて解体され、1つに集約されていく。 
文句なしにハイライトはこの「ボレロ」だろう。
ボックス・セット「紅伝説」に「LIZARD」からはこのパートだけしか
収録されていないのも今では分かる気がする。  

続く3部作「戦場のガラスの涙」ではアルバム「LIZARD」で
ゴードン・ハスケルの存在感を一番感じさせてくれる。
ただらぬ異様さが曲を支配しているようにも感じる。
やがて軽快な「ビッグ・トップ」で組曲「Lizard」の幕が閉じる。
まとまりを感じさせない、バンドの必然性を感じさせない曲かも
しれないが、私の中では初めて聴いた時と比べて少しずつだが
評価が高まってきている。
まぁ、あの「宮殿」と比較してしまうと、どうしても駄作と
思えてしまう人が多いのは無理もない。  <イアラ>

セカンドの評判がいまひとつだったためか、
今度はゲストに一流ミュージシャンを揃えてドカーンと一発っ!
・・・・の予定だったろうが、いかんせん前作ではレイク、
本作ではアンダーソンと抱き合わせで聴かされたら
どうしてもゴードン・ハスケルのボーカルに不満が募る。
(あ、イアラさんも同じようなこと書いてる。笑 ) 
この曲においてもやはり彼のボーカル部分だけは
どんよりとしてしまう。(-_-;)  演奏のほうはメロトロン、
管楽器が素晴らしく美しく仕上がっている。   <J>


Lizard (1970)  


Formentera Lady

クリムゾン史上最もソフトな作品である「ISLANDS」の
オープニングを飾るクラシカルな香り漂う美しい曲。
ここから新加入のボズ・バレルの澄んだ声は
「これがクリムゾンか?」と唸らせてくれた。
音楽仲間であり哀メロ発掘隊員でもあるゆーじさんが、
酒の席でこの曲のできたいきさつを語ってくれたことがあったのだが、
さすがの音楽バカの私でもそんなことまでは知らず
ただ黙って聞いているだけであった。(苦笑)    <イアラ>


Sailor's Tale/船乗りの話
 

同じく「ISLANDS」からでインストゥルメンタル。
やや荒っぽい演奏だがスリリングなサウンドは
聴き手をぞくぞくさせてくれるであろう。  <イアラ>


The Letters/レターズ   

ボーカルにボズを起用しての4枚目。
(とは言ってもこのボズ、これ1枚で去っていくのである。苦笑) 
前半の美しさに涙する間もなくいきなり暴力的なサウンドに変わって
すぐさま静かになって・・・・まるでコントのようにも聴こえる。
ウケ狙いでやったとしたらなんだか可愛げもあるような気もするが。
・・・・そんなことはないだろうな。(* ̄m ̄)プッ     <J> 


Ladies Of The Road

ヴォーカルともに荒々しく「Formentera Lady」のクリムゾンと
同じバンドとは思えないのだがしっかりお気に入りとなっている。(苦笑) 
メンバーもお気に入りのようでこの時期のライヴの定番でもあった。
「21世紀精神異常者楽団」のライヴでも
演奏してくれたのは嬉しかったねぇ。   <イアラ>


Islands





「ISLANDS」のタイトル・トラックであり、アルバムのハイライトでもある。
ボズ・バレルのジェントルで美しい歌声は天使のようであり、
完全なクラシックのようでもある。
ピート・シンフィールドの理想とする「愛と平和」を象徴した
歌詞を持った本作はフリップ卿の方向性と完全にズレており、
オリジナル・メンバーで唯一ここまで残ったシンフィールドだったが
ついにクビを切られてしまうのだった。(涙)    <イアラ>

タイトル曲でもあり、クリムゾンの最も美しいとされている
アルバムの中でもひときわ美しい曲。
ピアノ、コルネット、フルート・・・全ての楽器がピュアなままの音で
静かに共存しあっている。
その後、これらの美しい詞を書いたシンフィールドも他のメンバーも
惜しげもなく首にしてしまった(見方を変えれば愛想をつかされて
しまったのかもしれんが。滝汗)フリップの孤独なクリムゾン政権は
ここからはじまったのかも・・・    <J>

ジャスミンさんがお書きのとおり
このアルバムはKing Crimsonの作品で最も美しい作品だと思います。
特にこの曲は美しい。
前作に比べかなりクラシック要素が強いため曲は大人しめです。
でもそんなところがBoz Burrellの中性的な声にとても良く合っています。
また歌詞の内容も実に哀メロ的。
Pete Sinfieldの歌詞は難解ですが孤独を歌っている事だけはなんとなくわかります。
その孤独を歌った歌詞とクラシック的なのにシンプルな演奏がまた良くマッチしています。
                                      (2008/11/3) <ところ>


Islands (1971)


Peoria

アイランド期のメンバーによるライヴテイクであるこの曲は、
当時のバンドの内紛を偲ばせる。
メル・コリンズ、ボズ・バレル、イアン・ウォーレスの3人の個性は、
秀麗な『アイランド』を残してはいるが、このような曲が
ピート・シンフィールドには下品としか映らなかったのだろうか。 
勿論それは一時的なものだったらしく、後年のシンフィールドの
ソロアルバムには3人揃って参加している。
当時20代半ばのメンバーは、ツアーの成功に比例し疲弊が積もり、
フリップとシンフィールドの溝も深まっていったとのことだが、
若いがゆえに斯くも不器用なわけで、そんな当時の状況に
思いを馳せると切なく思うのである。       <ゆーじ>


Earthbound (1972)


NEXT(Part II)


ロック魂「KING CRIMSON



                   

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