KESTREL





Wind Cloud




70年代ロックファンであれば音は聞いたことは無くても、
ジャケットだけは見たことはあるのではないかと思われる"Kestrel"。
ケストレルとはチョウゲンボウ(小型の隼のような鳥)のことを言うそうです。
ジャケットに描かれている男性が鼻に着けている嘴は
チョウゲンボウのものなのでしょうか。
バンドの音はプログレに括られることが多いようです。
でも実際に聞いてみると10ccやスーパートランプに
ジャズロックを少し付加したような音といったほうが良いのではないかと思います。
ま、ヴォーカルは似ても似つかないものではありますが…。
過剰なまでに手の込んだプログレを期待するとズッコケます。
曲は1曲目の"The Acrobat"が有名みたいですが、哀メロならまずは2曲目のこの曲。
遠くで鳴っているようなJohn Cookのキーボードに
ポロポロと鳴る派手さの無いDave Blackのギターがとても上品。
Tom Knowlesのヴォーカルは弱さも覗かせつつも
優しい声には説得力があります。
この曲のほかにも佳曲が多く、
衝動的にジャケ買いしちゃっても損は無いと思います。

                            (2010/2/19) <ところ>


End Of The Affair




安っぽいイントロと落ち着いた歌メロとの落差が面白い一曲。
ケストレルのアルバムはこの曲を除き全てギターを担当するDave Blackが作曲していますが、
こちらは印象的なメロトロンを聞かせてくれるJohn Cookが作曲しています。
歌メロだけ聞くと本当に普通のポップミュージック。
CookのキーボードとBlackのあのポロポロと鳴るギターの絡みがとてもお洒落。
間奏部はプログレっぽくやや時代掛かっていて、
こういうのが流行だったのだなぁと感じさせます。

                            (2010/9/21) <ところ>


Kestrel (1975)


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