ILLUSION





Isadora

キース・レルフ亡き後、妹のジェーン・レルフとジム・マッカティーが
彼の遺志を受け継いで結成されたイリュージョンというバンド。。。
マッカーティの透明なヴォーカルにそっと寄り添うようなジェーンのコーラス。
彼女は決して出しゃばらない。
クラシカルなピアノとギターのフレーズ、ルイスのメロディックなベースライン、
その全てが見事に融合して比類なき美しい楽曲を作り出している。

この曲を初めて聴いたのは79年か80年だった。
東京から来たばかりの友人が聴かせてくれた。
彼はこのイリュージョンやルネッサンスを所有しており、私は足繁く彼の家に出入りして
レコードを聴き漁り、彼の作る料理を食べさせてもらっていた。(^^;)
「なにか間違いがあったら・・・」と、彼の母親がしょっちゅう覗きに来たものだ。(笑)
もちろん、間違いなど起こるはずもなく(* ̄m ̄)プッ、そのうち自然と疎遠になっていった。
2年ほど前、街でばったり出くわして互いの近況などを話し合った。
あの過保護で過干渉な(苦笑)お母さんはすでに他界していた。(-_-;)
でも、大切なことを・・・感謝の気持ちを、言い忘れていたことに今気づいた。
彼がいなかったら私はこのイリュージョンをずっと知らないままに
このイザドラを聴かないままに、これまできたことだろう。
イリュージョンは日本のヒットチャートには登場せず、またラジオ等でも
取り上げられることはなかったからだ。
人と人の出会いには常に運命的なものを感じずにはいられないが、
音楽もまた偶然から屈指の名曲に出会えることもあるのだと・・・
ふとそんなことを考えてみたりする。    <J>


Beautiful Country

ジェーンとマッカーティーの美しい声がメロウな曲調に乗って絡み合うこれも屈指の名曲! 
秀曲揃いのこのOut Of The Mustには、第一期ルネッサンスでも取り上げたFace of Yesterdayが
あるが、私はむしろIsadoraは別格として、この曲のほうが好き。 <J>


Out Of The Mist (1977)


Madonna Blue

オリジナルルネッサンスのメンバーが作ったイリュージョン。
その2作目の冒頭を飾る一曲。
ルネッサンスのようなプログレ色は薄く、キャッチーな哀メロを放っている。
イントロのギターから泣けます。
男女のコーラスも美しい。
マドンナ・ブルーとお別れするだけの歌(本当に?)  <タロカヤ>

確かにマドンナ・ブルーとお別れする曲ですね。(^^;)<タロカヤさん
そうでなくともこのイリュージョンの歌詞は、別れとか死とか、
救いがたいものが多いような気がする。(^^;)
絶望的な歌詞をドラマティックにそしてクラシカルに、
哀しくも美しく仕上げていくあたりがイリュージョンの手腕たるもの。
ずっとずっと聴きたかったのに入手できなかったこの2ndだが、
前作よりもヤードバーズ色が濃いように見受けられる。
本家ルネッサンスもちょうどその頃からPOP路線を取り入れるようになったのだが・・・
イリュージョンはこの2枚のアルバムを残し消えていった。(涙)
後にもう1枚アルバムを出すのだが、それも一部のコアなファンを喜ばせただけで
成功には繋がらなかった。
そして2001年にルネッサンス・イリュージョンというややこしい名前(苦笑)で
主要4メンバーで再結成。その後の活動はわからない。(汗)
アニー・アズラムとジェーン・レルフ、ルネッサンスとイリュージョン・・・
常に光と影のように歩いてきたこの二つの偉大なるバンドの功績は
プログレッシヴ史上において絶対に忘れられてはならないのだ。 <J>


Illusion (1978)


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