EMERSON,LAKE&PALMER





Take a Pebble/石をとれ

キース・エマーソン(ナイス)、グレッグ・レイク(キング・クリムゾン)、
カール・パーマー(アトミック・ルースター)のわずか3人だが
強力メンバーで結成された、エマーソン、レイク&パーマー。
クリムゾン、フロイド、イエスと共にプログレ四天王とも呼ばれ、
その中では若干弱いイメージだが(滝汗)プログレッシヴ・ロックを
より高尚に、そしてロック嫌いな人にも好まれる楽曲を
手がけたことでは彼らが第一人者だと思う。
そのEL&Pのデビュー作の2曲目。 
この曲はレイクがクリムゾンから持ち込んだ叙情的な歌唱&メロと、
曲の大部分を占めるエマーソンのジャズ的手法を生かしたピアノが、
組曲のように異質の響きを奏でているようでいて、
しかし一体感もあるという初期の名曲。   <J>


Lucky Man

幸運な男のことをレイクがしっとりと歌い聴かせてくれる。
ロック=おばかという方程式を崩してくれた曲の1つでもある。(苦笑)
日本でのデビュー・シングルになったことは
ファンでも意外と知らない。    <イアラ>


Emerson, Lake & Palmer
 1970年


Stone of Years

アルマジロ顔の珍獣がいきなり現れて大暴れして、
傷ついてすごすごと帰っていくという低レベル(滝汗)ストーリーを
最高水準の演奏で表現した組曲タルカス。
イントロ「噴火」でパーカッシブルなキーボードと
火花散るドラムのユニゾンがフェイド・アウトしたのと
入れ違いに聴こえてくるレイクのボーカルの神聖なこと!(笑) 
このアルバムは半分がこの組曲ともう半分が小曲に分かれていて
名盤との誉れが高い1枚ではあるが、
私はこの曲のこの部分が一番泣ける。  <J>


Tarkus 1971年


Pictures At An Exhibition/展覧会の絵

私がこの曲に初めて出会ったのは恐怖漫画「恐怖新聞」の
「ピアノ」という作品のラジオ放送版であった。(笑)
当時まだ小学校の低学年だったこともあり、EL&Pではなく
原曲のムソルグスキー版だったことは言うまでもない。

主人公の通う中学校のピアノが買い替えられたことから
事件は始まった。ピアノ・コンクールに出場する女生徒が
音楽室で変死していたのだ。やがてこのピアノを弾いた者は
いつの間にか「展覧会の絵」を弾いていることが分かるのだった・・・。

ラジオだったとはいえお子ちゃまにはとても恐ろしい曲に
聴こえたのは言うまでもなく、それを思い出すと夜トイレにも
行けなかったものである。(苦笑)
いつしか私は洋楽おばかさんになってしまい、EL&Pの
ロック風にアレンジした同曲にも出会うのだが、
頭に浮かぶのはどうしても「恐怖新聞」なのであった。(爆) <イアラ>


The Sage/賢人

レイクが生ギター1本で切なく歌い上げる。
メロディから間奏のギターに至るまで全部哀メロ、全部好き。(^-^) <J>


Pictures at an Exhibition 1972年


From the Beginning

このイントロをギターで弾くのが好きだった。。。。
(イントロしか弾けなかったけど。滝汗)
アコギとパーカッションのみで歌うレイクの刹那的なヴォーカル。
彼の甘くて哀しい歌声になんど泣きそうになったことだろう。
そして官能的なギターと、転がるように歌うキースのキーボード。
シンフォニックな、またはジャズ、クラシック風なEL&Pをお好きな方も多いと思うが、私にとってこの曲こそがEL&Pだったりするのだ。    <J>


Trilogy 1972年


C'Est la Vie

この「セ・ラ・ヴィ」、サビが非常に印象的。
この曲が収録されたアルバム「作品集第一番」は各々のソロナンバーを
集めたものですが、もしこの曲がELP名義だったら
もっと大仰になっていただろうなと思います。
アレンジの適度な甘さと厚さはレイクの手腕。
             (「英国音楽倶楽部」より抜粋)  <元がくせえ>

なんかなぁ・・・・こういう曲ばっかセレクトしてる私って・・・(^_^;)
ま、いいか、レイク贔屓なんだし。(爆)
元がくせえさんが書かれているようにサビの間奏が大変素敵♪
で、全編フレンチポップス風でまた素敵。(かな〜りポルナレフ風味)
でもやっぱりレイクのヴォーカルがス・テ・キ!!!
(ほんと、好きなんですよねぇ、彼の声。(^▽^;))  <J>


Works, Vol. 1 1977年  


Man in the Long Black Coat/黒いコートの男

発表と同時に、「ラブ・ビーチIIだ!!」とキース・エマーソン本人を含む
各方面から満遍なく罵倒され、半ば歴史から抹殺された格好になっている
94年作「イン・ザ・ホット・シート」に収録されている曲で、元々はボブ・ディランの割と最近のアルバム「オー・マーシー」の中の一曲である。
この時期のディランに共通する黙示録的な作風で、イギリスっぽさを出したかったというエマーソンのコメント通り、ハーモニウムなどのサンプル音や現・グレグの低くしゃがれた声質がダークな世界観を見事に描き出している。
アルバムの中でも出色の、中身の濃い一曲だ。

そもそもこのカヴァーをやろうと言い出したのはエマーソンで、
ザ・ナイス時代以来のディラン好きの虫が疼いたとも、
水面下で何度となく浮かんでは消えていた再結成ナイスのための
曲だったとも言われているが、真相はわからない。
ただ、エマーソンの当初の構想では、この曲は独自に発想した
パートを付け加えた15分程度の組曲になるはずだった。
しかし、ラジオでのオンエアを重視するレコード会社の意図で
エマーソンのプランは没にされ、追加されたパートは改作されて
「ワン・バイ・ワン」という別の曲になった。
これがまたいかにも(EL&パウエル以降の)ELPらしい
カルビ丼一気喰いハイカロリー・チューンで、聞くたびにファンは
ものにならなかった幻の大曲に、ついホロリとしてしまうのである。

余談だが、再結成ELP(MkIV〜MkV)に、かつてゴリゴリの反戦フォーク歌手だった人がいつのまにかネオン街で演歌を歌っているような、うらぶれた悲しさを感じるのは僕だけだろうか?
とはいえ、元々それは彼らの中にあったものなのだ。
キースもカールも芸人の家の出だし、グレグの生い立ちは、
まるで某ジャニーズのタレントみたいである。
根っからの芸能人なのだ。だから「ペイパー・ブラッド(前のアルバムのシングル曲)」や「シン・ライン(カールのシャッフル・ビートが格好いい佳曲、歌詞はまさに艶歌!)」で入ってくる女性コーラスが、絶妙にこのバンドにはハマっている。
だから、「黒いコートの男」でのグレグの歌いっぷりに
「愛しき日々」や「恋歌綴り」の片鱗がちらつくのも
当然のことなのだろう、きっと。   <fxhud402>


In the Hot Seat 1994年


Emerson, Lake & Palmer Official HP



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