England Dan & John Ford Coley





Simone/シーモンの涙




2011年3月11日。
この日を境に世の中が一変してしまったと二日ぶりに電気が復旧 し、
点けたテレビでアナウンサーがそう語っていました。
仮に本当に世の中が変わってしまったとしても、
私達は私達がやるべきことをこれからも
これまでと変わらず続けていかなければなりません。
哀メロ隊員は哀メロを紹介し続けることが被災者を支えることになると信じ、
福島の地からこの曲を紹介します。

現在はダン・シールズとして主にカントリーで活躍しているイングランド・ダンと
ジョン・フォード・コーリが作ったこの曲は日本でのみ流行った曲です。
牧歌的で心落ち着くメロディが何故英米でヒットしなかったのか
不思議で仕方な いのですが、それだけ日本人の感性と合っていたのかもしれません。
歌詞は落ち込む女性を励ます内容です。
アメリカ人が作る曲だとここで女性を口 説く展開にしてしまいそうなところ、
そうしなかったのがこの歌詞の良いところです。
苦しいときストレートに励ます内容でとにかく泣けてきてしまいます。
是非歌詞を考えつつ、お聞きください。

なお英米でヒットしなかったこともあり、この曲が入ったアルバムは入手困難になっています。
何とかCD化して発売してほしいものです。

                               (2011/3/20) <tokoro>


Fables (1972)


I'd really love to see you tonight/秋風の恋




シーモンの涙が日本でヒットしたにもかかわらず、
英米でヒットがなく、レコード契約を切られた二人が
起死回生のヒットを放ったのがこの秋風の恋です。
シーモンの涙と比べるとアップテンポで、サビのコーラスの美しさが際立っています。
歌詞は昔の恋人に思わず電話掛けちゃった男の話。
ハーレクインロマンスなんてのが読まれるお国柄だけに
ちょっと女々しい感じが意外に好まれるんでしょうか。
なお歌詞のシチュエーションは春だってことは有名なお話。

                               (2011/3/20) <tokoro>


Nights are forever (1976)


Soldier In The Rain




ジョン・フォード・コリー作のイントロのピアノが美しい一曲。
イングランド・ダンがダン・シールズとして活躍しているのに比べ、
ソロはあまり目立たないジョンですが、このデュオでは結構良い曲を残しています。
レコード会社移籍前のシーモンの涙はベスト盤に入ることはありませんが、
この曲は大抵収録されていて人気のほどが窺えます。

                               (2011/3/21) <tokoro>


Dowdy Ferry Road (1977)


Love Is the Answer




いつぞやか紹介されたトッド・ラングレン率いるユートピアがリリースした
悪夢の惑星の最終曲として収録されていたもののカヴァーです。
ユートピアがリリースしたアルバムのほうは大してヒットしませんでしたが
このカヴァーは全米10位・アダルトコンテンポラリーチャートで1位の大ヒットとなりました。
個人的にはユートピアのオリジナルのほうが良いと思いますが、
ユートピアというバンド自体がトッド・ラングレンの特異な趣向に彩られているので
仕方ないのでしょう。
こちらのカヴァーはAOR的なアレンジが安っぽい感じを醸し出していますが、
この名曲を世に知らしめた点では功績は大きなものと言えるでしょう。
どちらが好みか是非聞き比べてみて下さい。

                              (2011/3/21) <tokoro>


Dr.Heckle and Mr.JiveDowdy
(1978)


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