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Nuclear Burn




Phil Collinsといえば個人的には80年代後半から90年代前半にかけて
バラードヒットを飛ばしたシンガーという印象が強かったりします。
もちろんオールドファンにはGenesisのドラマーの印象のほうが強いでしょう。
でもGenesisにおいてもPeter Gabriel脱退以降はヴォーカルが
メインとなったことは否めません。
そんな状況に実はPhil自身も内心不満を抱いていたのではないかと
思わせるのがこのアルバム。
Philはドラムに専念して全曲インストになっています。
じゃあPhilが大活躍なのかというとそうでもないのが面白いところ。
一曲目のこの曲で強い印象を残すのはベースのPercy Jonesと
ギターのJohn Goodsall。
イントロのベースラインはプログレバンドでもなかなか聴けない音です。
Philもこのイントロでは結構頑張っている感じなのですが、
爆発的な勢いのあるギターが入ってくるとちょっと大人しく感じてしまいます。
最も哀メロさを感じるギターは音が濁ってなくて上品。
Robin Lumleyのキーボードもバックで効果的に鳴り、雰囲気を引き締めています。
フュージョンチックなところもありますがプログレやジャズファン以外にもお薦めです。


                               (2009/7/26) <ところ>


Unorthodox Behaviour (1976)


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