B.B. KING





The Thrill Is Gone




おそらく、B.B.キングの曲では、もっともポピュラーで、
現在も尚ライブで演奏されているブルーズの名曲です。
哀愁たっぷり、泣きのギターたっぷり、親しみやすさもたっぷりです。
ゆったりとしたノリがよく、黒人特有のリズム感が心地よいのですが、
やはりB.B.の貫禄たっぷりのボーカルがカッコいいです。
そして何といってもギター・プレイ。
彼にしか出せない味わい深いクリア・トーン、
しかし下手なディストーション・ギターよりはるかに説得力があり、迫力満点です。
常人ではとてもチョーキングできないほど太いゲージを使う人ですが、
パワフルなグリッサンド、ビブラート、そしてここぞとばかりのハード・ピッキング。
もう、人間国宝の域に達していますね。
ついでに、この人の愛用ギター「ルシール」はセミアコ型ですが、ソリッドボディとのこと。
つまり、レスポールなんて比較にならないほど、恐ろしく重いギターみたいです。 <にゅーめん>


Completely Well (1969)



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