ART GARFUNKEL





Mary Was An Only Child/ひとりぼっちのメリー

MFCオーナーさんの「目隠しプレイ」文化放送版のCDを聴いていて、
久しぶりに聞くことができた、懐かしい曲です。

「一人ぼっちにメリー」は、アート・ガーファンクルのソロアルバム、
「天使の歌声/Angel Clare」に入っています。
このレコードは、リリースされた時、買いました。
もともと、S&Gが好きでしたが、どちらかというと、ポール・サイモンの方が好きでした。
アート・ガーファンクルのソロアルバムも、半分、好奇心で買ったものでした。
なんとなく、S&Gの雰囲気が残っていますが、
「一人ぼっちのメリー」は、聴いた時から、心にぐっと来ました。
この曲は、アルバート・ハモンドとマイク・ヘイゼルウッド、
ジョルジュミッシュベルグの共作だそうです。
ギターを基調とした伴奏は、「コンドルは飛んでいく」の伴奏に似た雰囲気があります。
哀愁を帯びた、その演奏は、アートのクリアな声がよくあっています。

歌詞を聴いていると、まるで映画のように映像が浮かんできます。

トレーラーで生まれた孤独な少女メアリー。
誰にも相手にされず、ただ壁に貼っただけが有名人の写真だけが彼女を見ている。
彼女は雑貨店に紛れ込んだ宝石。

メアリーの気持ちが感じられるような、儚げで、淋しげな、
でも、流れるような、綺麗なメロディに、そんな歌詞が乗せてあります。

綺麗であればあるほど、メアリーの孤独が感じられるところが、
哀メロと言っていいのではないでしょうか。  <那由他>


Barbara Allen/バーバラ・アレンの伝説

同じく「Angel Clare」に入っています。

古くからスコットランド、イングランドで歌われてきたバラッドです。
美しい乙女バーバラ・アレンと若者ウィリアムの悲恋物語です。
ジョーン・バエズ、スーザン・リード始め、フォークシンガーがよく歌っているそうです。

普通に伝承曲として、歌われている「バーバラ・アレン」を聞いたことがありますが、
それより、もっとメロディアスに編曲されているように思います。
今、レコードプレイヤーがないので、聴いてみることができないので、
記憶による脳内再生に頼っています。
バラッド形式のストーリー性の高い詩を、アートは、
高音を響かせて、清らかに歌い上げています。
ふとしたことから仲たがいした恋人ウィリアムが死の床についてしまいます。
けれど、バーバラ・アレンが冷たくしたので、亡くなってしまうという悲劇になります。
その後、後を追って亡くなったバーバラ・アレンのお墓とウィリアムのお墓から、
薔薇のつるが生えて、二つの薔薇のつるが、
からみながら伸びていくというエンディングですが、その部分、
最後のスタンザでは、アートの清らかな歌声と、伴奏のストリングスが綺麗に響いて、
上昇するような高揚感が感じられて、ドラマティックです。 <那由他>


Angel Clare (1973)



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